木材に印刷した大型看板の製作事例をご紹介します。
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おはようございます、プロネートの広報担当・助太力(すけだちから)です。
2週間ほど前に、かき氷屋さんの看板づくりに関わったというお話をさせてもらったけど、今日はその続きだよ。
実は、このお店には、もうひとつプロネートで対応したものがあるんだ。
それは「かき氷工房 雪菓(せっか)」入口にあります |
作ったものは、お店の軒先に立て掛けられている、屋号を印刷した木材の看板。
木工仕立ての店構えに、よく似合っているでしょ?
隣の朝顔もいい味出してる |
【木材看板事例の仕様データ】
メディアサイズ=幅480mm×高さ1,553mm(最大値)×厚み約4cm
メディア素材=檜木材
印刷方法=UVインクジェット印刷機
木材は檜(ひのき)から切り出したものを、お客さんから持ち込みで支給してもらったんだ。
屋号はプロネートにあるフォントで店のイメージに近いものを選んだよ。もちろん、お客様が作ったデータの入稿や、手書き文字の紙原稿をスキャンする作業も受け付けているからね〜
この立て掛け看板も、さまざまな素材にプリント可能なUVインクジェット印刷機で出力して製作しているよ。
文字をくっきり見せるために、同じところに2度印刷しているんだ。
UVインクジェットプリンターで屋号を印刷した木材 |
【UVインクジェットプリンターのスペックデータ】
・最大幅1,600mm×高さ3,100mmの大きい資材に印刷可能
・厚さ5cmまでの平らなメディアに印刷可能
・白インク・クリアインク対応
こういう木材でいちばん厄介なことは、切り出してから時間が経つと、乾燥してすぐに反り返ってしまうこと。。。
印刷面が平らでないとキレイに印刷できないし、反ってしまった木を平らに戻すのは至難の業なので、木材の受け入れのタイミングがひじょ〜ぅうに重要になってくるんだ。
木材の乾燥によって生じる現象(収縮・反り・曲がり等)については、下記のサイトにイラスト付きで詳しく一覧になっている情報があるので参考にしてね。
★木材販売専門店/木の知識/木材について-狂い- [ウッドショップ関口]
【追記】 2015.3.20
木材に印刷して看板を作成した事例の製作風景を動画にまとめたので、あわせてご覧になってね。映像の中では水分を含ませて反りを戻す方法を取っているけれど、長期間曲がらない看板を作る場合には、あらかじめ乾燥材(長時間乾燥させた木材)をご用意されることをオススメするよ。
あと、替えのない一点ものなので、テスト作業は慎重に慎重を重ねたよ。
まず、白い紙に木材を載せて、輪郭に沿ってアタリ線を書いたあとで、屋号を印刷してみたよ。
用紙に文字をテスト印刷 |
その後は木板に透明なシートを貼ることで、狙った位置にちゃんと印刷されるかどうか試し刷りをしたんだ。木材が光って見えるのは、透明なフィルムに蛍光灯が映り込んでいるからだよ。
透明シートを貼って印刷位置をテスト |
どうにかこうにかして、日の目を見ることになった木の看板さんは、今日も店先でお客さんを迎え入れているよ。
今後、雨に打たれ、風に吹かれていくうちに、どんな風合いになっていくかが楽しみだね。
【関連記事】
★かき氷屋さんの看板を作ったよ
【追記】2015.12.4
このブログからも見られる動画を見て、中野にある焼きそば屋さんから屋根につける看板用の木材への印刷の依頼をいただいたよ! 今回は雨に濡れても反りにくい乾燥材を使い、表面には防水・保護に有効なニスを塗ってあるんだ。
木製看板製作事例 |
他にも、紙の代わりに板を使った大型ポスターとか、デザイン絵馬とか、木工品が特産物の地域ならではの木でできた表彰状など、木材プリントはあらゆる場面で活用できそうだね!
木材への印刷の活用シーン一覧 |
「木材への印刷」活用シーン
- 風情ある旅館の木製の案内掲示板や温泉の効能書きに
- 寿司屋・居酒屋の看板や壁掛けのお品書き(注文札)、価格表に
- 観光地ゆかりの木材を使ったコースターやカレンダー等、お土産ショップの商品開発に
- 店主の等身大のカラー写真を印刷したスタンド看板に
- 会社名やロゴを印刷したプレート製作に
- インテリア用のウッドアートボードの制作に
- 会員・部員の名前が書かれた出欠札の作成に
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